クラムボンの広場

育児と関連して、絵本や児童書を紹介していけたらいいなあ

去年の正月の記憶が無い。

こんばんは。ねっむ。あけましておめでとうございます。


2017年は子どもが生まれて、私にとって人生が180度変わるような年でした。本当に180度変わったようだった。生活も、考え方も、体調も、仕事のしかたも、将来の予定も。人がひとり無から誕生することの重大さを感じました。


そんな2017年…と言いたいところですがしかし私の2017年は、娘が生まれた7月からしか始まっていないような気がします。


去年(あ、もう一昨年か)の11月に妊娠がわかり、12月につわりがキツくて仕事を休みがちになり、1月に切迫流産と言われて2月いっぱいまで休み、3月に1ヶ月だけ出勤して、4月に切迫早産と言われ完全自宅安静。5月6月は家の布団で死んだように24時間眠り続けました。気持ちも体調も死んでました。

いや、つわりが本格的になった時から死に始め、あまりにも体調がきつすぎてきつすぎて死んだ方がマシでは?という気持ちになり、一度、お腹の子と一緒に死んでしまおうと思って包丁を握ったあの時に私は死んでしまったのかもしれません。そしてその数日後、「流産するだろう」と医者に半ば断定的に言われた時に、あまりもの絶望感に生き返ったかもしれません、逆に。脳みそと心臓にビリビリと電撃が走ったみたいなショックだったので。


2016年の年末と2017年の年始はだいたいこんな感じだったので、去年の正月のことはだいぶ思い出せません。元日のだいたい2日後くらいに出血して夜間救急に行き、切迫流産を告げられたのは覚えています。

その数日後に三が日を大きく回避して安産によいという噂の神社で初詣をして安産のお守りを買ったことも。でも、お正月は何したっけな…。。。年末は夫のおばあちゃん家に行ったのは確かだけど、何もしてなさすぎて具体的なことは覚えてないな。


何度も何度も「生まれてこないんじゃないか」と思ったし、あの時一緒に死のうと思ったことを何度も何度も後悔しながら天井を見つめる日々をひたすらに耐えて、耐えて、永遠に耐えるのかなと思っていたら突然7月になって娘が生まれてました。「わー!良かった!無事に生まれてきた!!本当に本当に本当に良かった!」と喜んだ次の瞬間には大晦日で、ふにゃふにゃボディだった娘は夫のおばあちゃん家でゴロンゴロンと転がっていました。おかしいな。

2017年の半分以上ほぼ寝たきりの生活だったのだから、一瞬に思えても仕方が無い。24時間常に吐き気を抱きながら天井見続けるのかと思った永久的な上半期と、脅威のスピードで身体と精神を成長させる娘の奴隷になって目まぐるしい日々だった下半期。全然違いすぎて体内カレンダーがめくれていない。


2018年はどうなるんだろうか。

仕事が始まると家事育児仕事の三つをこなさなければいけない。そんなこと私にできるんだろうかっていくら考えても不安すぎる。でもやらなきゃ生活できないというのもわかっているから、今年の抱負は、「ちゃんと生活をすること」です。

みんなで元気に過ごすことが何よりも一番大きい願いで、実はそんなに当たり前のように勝手にはそうならないということもわかってしまったので、壮大な目標だな~!頑張るぞ!という気持ちで臨みます。


初夢はいつだっけ。

いい夢が見られますように!


あかちゃん

今日(日付変わって昨日)は、ブロンズ新社の『あかちゃん』という絵本を買いました。

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娘はニコニコしながら、大きな声で「うー!う~~、ヴーーー」と絵本に向かって何か喋っていました。

娘は自分の顔を鏡で見るのも好きなのですが、先月の乳児学級で、「赤ちゃんは赤ちゃんの顔を見るのが好きなので、そのためミルク缶などには赤ちゃんの絵が描いてあり、赤ちゃんはそれを見て嬉しい気持ちになりミルクが好きになる」と聞きました。


なるほど。だからこの絵本も好きなわけだ。納得!


先に買ったしまぐるやじゃあびりほどの依存性は無いみたいで、1回きりの読み聞かせで満足してくれましたが、そもそもしまぐるの依存性がヤバすぎるのでそこは仕方がない。


娘は先週くらいから自分でページをめくるのですが、この本は丸くて大きいので娘にはめくりづらいようです(´・_・`)

仕方ないか…。次は小さい小さい絵本を買いたいです。

これから買いたい絵本リスト(ある程度年齢別)

娘が哺乳瓶でミルクを飲めるようになり、寝かしつけが楽になりました!

今日は夫が忘年会なのでご飯も作らなくていいし、ゆったりひとりの時間、、、


欲しい絵本がありすぎるのでリスト化することにしました。

私は子育て初めてなので、細やかな発達段階というのが今はまだよくわかっていなくて、だいたいの目安で「この時期にはこうだろうからあれを読ませたい」というイメージがあります。そういう漠然とした計画はありますが、自分の子供の発達段階に合わせて読ませる順番が前後したり、今後出てくる絵本がインしてきたり、または置き換わったりする可能性があるので、「今のところ」というリストです。個人メモに近い。


<font color = red>生後1ヶ月→ベネッセの名前入り絵本『こんにちは〇〇ちゃん』(済)

生後2ヶ月→学研『しましまぐるぐる』(済)

生後3ヶ月→偕成社『じゃあじゃあびりびり』(済) </font>

(生後4ヶ月→布絵本のみ購入)

↓ここから予定

生後5ヶ月→ブロンズ新社『あかちゃん』/金の星社『ふわふわゆびにんぎょうえほん』シリーズのどれか(とても小さくて角が丸くて良いぞ)

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生後6、7ヶ月→主婦の友社『だっだぁー』(推奨9ヶ月目~らしいけど、5ヶ月時点で喃語おしゃべり上手なので前倒しで買いたい。角が尖ってるのでまだ持たせない)/偕成社『いないいないばああそび(ボードブック版)』(いないいないばあで笑うようになったら。元版はペラい紙だけどボードブック版は丈夫🙌そして小さい)

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生後8、9ヶ月→福音館『がたんごとん がたんごとん』/福音館『よ・だ・れ』(様子を見ながら角が尖ってる&紙がペラい絵本へ移行。小さくて薄い絵本なら福音館が圧倒的に優秀。まだぶんぶんん振り回す&舐めるようなら以前買った本を持たせる。音がいいので読み聞かせはしたい)


生後10ヶ月~12ヶ月→10ヶ月頃から保育園が本格的にスタートするので、園内の絵本との兼ね合いを考えながら…。保育園にある絵本は保育園で読んでほしい。歩けるようになったら図書館にも連れていきたい。

なので、わざわざ家で購入する絵本の基準は、「親子で触れ合いなどのコミュニケーションがとれる・寝る前の絵本に適した内容の絵本」かと思う。

触れ合い系→こぐま社『くっついた』など

寝かしつけ系→福音館『おつきさまこんばんは』など、夜やお月様に関連する絵本

寝かしつけ系は1歳以降もあまり量増やさず、多くても3冊までにして「これを読んだら寝る」という習慣付けができたらいいな…。もちろんその他の絵本も「読んで」と言われたら読んでもいいと思ってるけど、夜には夜の本が読みたくならないかな?どうだろ…。逆に昼に『おつきさまこんばんは』読んでって言われたら、読まないといいかもしれない。「おつきさまは明るい時間は寝てるよ」とか言って。松谷みよ子の『もうねんね』もいいぞ。

<font color = gray>ちなみに『ねないこだれだ』は個人的に好きではない。せなけいこ氏の他のおばけシリーズはいいけど、『ねないこだれだ』に関してはちょっと考えてしまうところがある。この本が悪いわけではなく、ユーザーからの位置づけが気に入らない。というのはいつか別の記事で書けたらいいな…</font>


図書館をめちゃくちゃ利用したいので、1歳までにどうしても買いたい本はこれくらいか…(スキンシップ系絵本は1歳以降も随時買い足す。なぜなら共働きだから…)

1歳以降どうしても買いたい本(漠然としたリスト)↓

ヨシタケシンスケの絵本どれか(低年齢のうちは小さめのやつから)

徳間書店『ぎゅっ』(これはかなり良かった)

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ブルーナの絵本なにか(お絵描きするようになったら。ベストオブ真似しやすい絵だと思う。お手本用に1冊は欲しい)

・学研『おててをぽん』

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絶対楽しい…

・福音館『おててがでたよ』(ひとりで着替えるそぶりを見せるようになったら)

・評論社『どんなにきみがすきだかあててごらん』(赤ちゃん期向けではない)

・ひさかたチャイルド『どうぞのいす』(3歳くらいかな…)

飛鳥新社『おやすみ ロジャー』(有名なヤツ。保育園年長くらいからかな)


以下、娘の為ではなく自分用に欲しい絵本

岩崎書店『いっさいはん』(絵も可愛いし文も簡単だけど、あれは子供が読むより大人が読む方が絶対楽しい(笑)。子どもに見せちゃいけないってわけじゃないと思うけど、私はイヤイヤ期が過ぎるまでは見せないかな…。たぶん真似するから。4、5歳くらいになって、「赤ちゃんって可愛い」って思うようになったら読ませたい。それまでは隠しておくか)

主婦の友社『ちいさなあなたへ』(絶対涙腺が死ぬやつなのでオススメです。絶対涙腺が死にます。お母さん向け絵本なので特に子供には読ませなくてもいいかなと思いますが、私は娘が巣立つときに渡したいです。それまでは隠しておくか)


今日までに入手した絵本3冊

娘は3ヶ月頃からずっと夜九時前に寝たら朝の七時~八時くらいまで起きないという感じだったのですが、ここ三日くらいは五時前後に起きてしまいます(´・_・`) どうした。


そんな娘も今日から生後5ヶ月!

ある日突然、絵本をめくる動作ができるようになり、それ以降毎日の読み聞かせのたびに自分でページをめくろうとします。この調子で絵本好きっ子になってほしい~


現在、持っている絵本は3冊。

絵本を読ませる意義や読ませ方って家庭によりけりだと思いますが、私は発達段階にそった絵本を読ませたいと思っていますので、「角が尖ってる本はまだ…」「大きさはこれくらい」「全ての文にオノマトペがひとつは入ってないといや…」「色はなるべく原色が多く用いられ、パキッとした色あいのもので、イラストの線も太くハッキリしているほうがいい」というような基準をもって選書しています(^^)


娘のために一番最初に手に入れた絵本は、産院でもらったチラシから入手した、ベネッセの「こんにちは 〇〇ちゃん」という名前入り絵本です。ですが、これは1回読んだっきりでしばらく封印することにしました。文章の内容がまだ娘には早すぎるな~ということと、ママのお腹にいた頃から生まれてくるまでのストーリーなので、夫いわく「胎内記憶が偽造されそう」ということで(笑)、2歳くらいのころに、胎内記憶を聞いておいてから読ませることにしました。

ですが、子どもにとって、自分の名前が印刷されていて自分のことが本になっているということは大変スペシャルなことです。そういう、「スペシャルなことなんだ」っていうのがわかるようになったら読んであげるというのもまた良いことだなぁと思っています。


初めて「買ってあげた」本は、学研の『しましま ぐるぐる』です。ちょっと前から乳児期の家庭に大人気のド定番ですがマジでこれはかなり良いです。

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0歳前期は、言葉そのものよりも物に興味を引かれる頃だと思います。言葉はシンプルでオノマトペが多用されていて(むしろほぼオノマトペしかない)、喃語から一語文への移行の際に真似しやすいだろうなと思ったし、色も形もハッキリしていて鮮やかダイナミック、見ていて楽しいです。

娘には生後2ヶ月の予防接種が終わった日に買ってきて読ませましたが、初めて読んだ時からじっと見つめ、1週間経たないうちに笑うようになりました。

かなりの依存性があり、絵本を読み終わるとギャン泣きするのがちょっとアレです(Twitterでも同じようにこの本を読ませたあとにギャン泣きするという保護者のかたを見ました。笑)が、それはそれで可愛いからいっかな!と思います。

しましまの進行方向に本を動かしたり、ぐるぐるのページで本を回したり、言葉がシンプルなので子どもの様子によって1ページあたり長い時間読みたそうならオリジナルで言葉を付け足したり、集中力があまり無さそうだと思ったら削ったり、読み聞かせる側も自由にできるのがとても良いです◎


生後3ヶ月の頃にもう1冊追加しました。いろんな考え方があると思いますが、私は、赤ちゃんって繰り返しの動作が好きなのかな?と思うので、1冊の本を集中的にじっくり読んでから次の本へというふうにしようって思って、本を買うペースはゆっくり目です。

3ヶ月頃に買ったのは、偕成社の超ロングセラー『じゃあじゃあ びりびり』です。

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あ。今更なのですが、私は本を売る仕事をしていますが、このブログにおいて「誰も知らないであろう絵本を紹介してやるぜ…!」という気持ちは欠片もありません。良い絵本は普遍的に良いものです。それは多くの人が知っているものでもあるでしょう。「みんな知らないでしょ!?読んで読んで!」ではなく、多くの人が知ってるだろうけど良さを確認していこうっていう目的です。


『じゃあじゃあびりびり』もロングセラーだけあってかなり良いです。文でいえば『しましまぐるぐる』よりもさらにシンプル!絵もかなりシンプル!ひとつ、物のイラストがポンッと置かれているだけ。『しまぐる』を買ったあとだと、それよりも色味が地味なように感じますが、『しまぐる』は現代の低年齢のうちからテレビやスマホに慣れた(慣れていくであろう)子どもたちに向け、より彩度とコントラストが高い色合いなのかと思っていますので、相対して『じゃあびり』の優しい色合いは自然界の色合いという感じがして落ち着きます。

いやでもやっぱりビビットさで『しまぐる』に負けているので、娘は圧倒的に『しまぐる』に夢中です。それでも『じゃあびり』も見て笑いますし、明らかにお気に入りのページというものがあるみたいで、『しまぐる』よりも1ページに使用している色やモチーフが少ないので、「娘がいまの時点では何色が好きで、どういう形のものを好む傾向があるのか」ということがわかりやすいです。その好みから、その他のオモチャや洋服の色を選んでいってもいいなと思います。


で、この絵本の最も良い点は、表紙をめくったあとの一番最初のページに、「これは〇〇ちゃんの絵本です」と子供の名前を書く欄があります。図書館の本や保育園の本では埋められない欄。

ベネッセの名前入り絵本の紹介のところでも書きましたが、本に自分の名前が載っているということはスペシャルなことです。

加えて、「〇〇ちゃんの本です」と「あなたの所有物である」ということを明記すると、その言葉が理解できるようになる頃には、その本の管理を教えることがやりやすいんじゃないかなと感じました。「〇〇ちゃんの本だから〇〇ちゃんが持っていてね」「〇〇ちゃんの本だから〇〇ちゃんがおかたづけしようね」といった具合に。この本を皮切りに、この本以外の絵本やオモチャにも、「これは〇〇ちゃんのオモチャ」「これは〇〇ちゃんのお人形」と言ってあげて、所有感を覚えさせるにもいいなぁと思いました。大人でもそうですが、たぶん幼児にとっても、自分だけの物っていうのはとても特別で大切なものだと感じるんではないかなあ。


ちなみに私はこの名前を書く欄、手書きではなくお名前シールを貼りました。印字されてる感の演出のためと、将来、売ることになった時(笑)、シールだと剥せるからです。

この本は超ロングセラーなので、きれいな状態だと古本屋の他にもネットフリマなどで買ってもらえるかもしれません。でも名前が書かれていたら買ってもらえる機会が減ります…。本の材質的に、シールが剥がれにくくて跡が残ってしまってもアルコールで拭けばきれいに剥せるはず(^o^)


月イチで1冊買うのペースでいくつもりでしたが、『しまぐる』が強すぎて『じゃあびり』の定着が遅かったので、4ヶ月目はなかなか新しい本を買えませんでした。

代わりに、自分でページをめくる動作をするようになったので、「軽くて、持ちやすくて、うつ伏せで持って読んでいて顔の上に落ちてしまっても痛くないもの…」と考えて、大好きな『しましまぐるぐる』の布絵本を購入しました。

(本当は、軽くて小さくて角が丸くて分厚くなくてでも紙質がペラペラなものじゃなくて厚紙になっているもので、音が出る系のものじゃなくてオノマトペで構成されている絵本が良かったのですが、なかなか見つけられませんでした。良さそうなものがあれば教えてください)


でも、娘は布絵本のことを絵本だと認識しておらず、本みたいに扱わないで他のオモチャのようにクシャっと掴んで口に持っていって舐めてます(笑)まあいいか…楽しそうだから…


このブログは、今後もだいたいこんな感じになるかと思います(´×ω×`)

絵本の感想というよりも、その機能とか役割とかに注目して本を選んでいるので、そういうことを書いていくつもりです!


今回の記事は3冊の本について書きましたので長文ですが、1冊1冊の紹介でもたぶん長文になります。長文マン!

乳幼児の保護者の皆さんは、あまり暇がないかと思いますが、授乳中手だけが空いてる時などに適当に読んでくださるといいなぁと思っています*\(^o^)/*


ブログを作りました

こんにちは。

Twitterヘビーユーザーですが、生粋の長文マンなので
前々から絵本・児童書に関するブログを開設したいとは思っていましたが、育児が大変すぎるためなかなか時間が作れず、ちょこちょこと準備しておりました。

☆自己紹介☆

歩と申します。ほぼ本名です。ほぼ26歳のほぼ女性です。

2017年の7/9に第一子の女の子を出産し、五月まで育休の予定です。

お仕事は、公共・学校図書館に本を卸す仕事をしています。主に児童書を扱っている会社です。元大型書店アルバイト、元中学校図書館司書です。幼少の頃から本に関わる仕事がしたいと思っていたので恵まれすぎな職歴だと思います。

娘の月齢や年齢に沿って本を紹介していけたらいいなぁと思っています。時々、読書や子どもに本を読ませることについての持論を延々と語る記事も書くかもしれませんが、そういう持論などはあくまでも私の考えで私はこうしたいというものなので、「押し付けられてる!」とは思わずに軽い世間話を聞くように読んでくれる人が…いてくれればいいなぁと…思います…

普通に生活するのもやっとなので更新頻度は低めかもしれませんが、よろしくお願いいたします。