クラムボンの広場

育児と関連して、絵本や児童書を紹介していけたらいいなあ

今日までに入手した絵本3冊

娘は3ヶ月頃からずっと夜九時前に寝たら朝の七時~八時くらいまで起きないという感じだったのですが、ここ三日くらいは五時前後に起きてしまいます(´・_・`) どうした。


そんな娘も今日から生後5ヶ月!

ある日突然、絵本をめくる動作ができるようになり、それ以降毎日の読み聞かせのたびに自分でページをめくろうとします。この調子で絵本好きっ子になってほしい~


現在、持っている絵本は3冊。

絵本を読ませる意義や読ませ方って家庭によりけりだと思いますが、私は発達段階にそった絵本を読ませたいと思っていますので、「角が尖ってる本はまだ…」「大きさはこれくらい」「全ての文にオノマトペがひとつは入ってないといや…」「色はなるべく原色が多く用いられ、パキッとした色あいのもので、イラストの線も太くハッキリしているほうがいい」というような基準をもって選書しています(^^)


娘のために一番最初に手に入れた絵本は、産院でもらったチラシから入手した、ベネッセの「こんにちは 〇〇ちゃん」という名前入り絵本です。ですが、これは1回読んだっきりでしばらく封印することにしました。文章の内容がまだ娘には早すぎるな~ということと、ママのお腹にいた頃から生まれてくるまでのストーリーなので、夫いわく「胎内記憶が偽造されそう」ということで(笑)、2歳くらいのころに、胎内記憶を聞いておいてから読ませることにしました。

ですが、子どもにとって、自分の名前が印刷されていて自分のことが本になっているということは大変スペシャルなことです。そういう、「スペシャルなことなんだ」っていうのがわかるようになったら読んであげるというのもまた良いことだなぁと思っています。


初めて「買ってあげた」本は、学研の『しましま ぐるぐる』です。ちょっと前から乳児期の家庭に大人気のド定番ですがマジでこれはかなり良いです。

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0歳前期は、言葉そのものよりも物に興味を引かれる頃だと思います。言葉はシンプルでオノマトペが多用されていて(むしろほぼオノマトペしかない)、喃語から一語文への移行の際に真似しやすいだろうなと思ったし、色も形もハッキリしていて鮮やかダイナミック、見ていて楽しいです。

娘には生後2ヶ月の予防接種が終わった日に買ってきて読ませましたが、初めて読んだ時からじっと見つめ、1週間経たないうちに笑うようになりました。

かなりの依存性があり、絵本を読み終わるとギャン泣きするのがちょっとアレです(Twitterでも同じようにこの本を読ませたあとにギャン泣きするという保護者のかたを見ました。笑)が、それはそれで可愛いからいっかな!と思います。

しましまの進行方向に本を動かしたり、ぐるぐるのページで本を回したり、言葉がシンプルなので子どもの様子によって1ページあたり長い時間読みたそうならオリジナルで言葉を付け足したり、集中力があまり無さそうだと思ったら削ったり、読み聞かせる側も自由にできるのがとても良いです◎


生後3ヶ月の頃にもう1冊追加しました。いろんな考え方があると思いますが、私は、赤ちゃんって繰り返しの動作が好きなのかな?と思うので、1冊の本を集中的にじっくり読んでから次の本へというふうにしようって思って、本を買うペースはゆっくり目です。

3ヶ月頃に買ったのは、偕成社の超ロングセラー『じゃあじゃあ びりびり』です。

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あ。今更なのですが、私は本を売る仕事をしていますが、このブログにおいて「誰も知らないであろう絵本を紹介してやるぜ…!」という気持ちは欠片もありません。良い絵本は普遍的に良いものです。それは多くの人が知っているものでもあるでしょう。「みんな知らないでしょ!?読んで読んで!」ではなく、多くの人が知ってるだろうけど良さを確認していこうっていう目的です。


『じゃあじゃあびりびり』もロングセラーだけあってかなり良いです。文でいえば『しましまぐるぐる』よりもさらにシンプル!絵もかなりシンプル!ひとつ、物のイラストがポンッと置かれているだけ。『しまぐる』を買ったあとだと、それよりも色味が地味なように感じますが、『しまぐる』は現代の低年齢のうちからテレビやスマホに慣れた(慣れていくであろう)子どもたちに向け、より彩度とコントラストが高い色合いなのかと思っていますので、相対して『じゃあびり』の優しい色合いは自然界の色合いという感じがして落ち着きます。

いやでもやっぱりビビットさで『しまぐる』に負けているので、娘は圧倒的に『しまぐる』に夢中です。それでも『じゃあびり』も見て笑いますし、明らかにお気に入りのページというものがあるみたいで、『しまぐる』よりも1ページに使用している色やモチーフが少ないので、「娘がいまの時点では何色が好きで、どういう形のものを好む傾向があるのか」ということがわかりやすいです。その好みから、その他のオモチャや洋服の色を選んでいってもいいなと思います。


で、この絵本の最も良い点は、表紙をめくったあとの一番最初のページに、「これは〇〇ちゃんの絵本です」と子供の名前を書く欄があります。図書館の本や保育園の本では埋められない欄。

ベネッセの名前入り絵本の紹介のところでも書きましたが、本に自分の名前が載っているということはスペシャルなことです。

加えて、「〇〇ちゃんの本です」と「あなたの所有物である」ということを明記すると、その言葉が理解できるようになる頃には、その本の管理を教えることがやりやすいんじゃないかなと感じました。「〇〇ちゃんの本だから〇〇ちゃんが持っていてね」「〇〇ちゃんの本だから〇〇ちゃんがおかたづけしようね」といった具合に。この本を皮切りに、この本以外の絵本やオモチャにも、「これは〇〇ちゃんのオモチャ」「これは〇〇ちゃんのお人形」と言ってあげて、所有感を覚えさせるにもいいなぁと思いました。大人でもそうですが、たぶん幼児にとっても、自分だけの物っていうのはとても特別で大切なものだと感じるんではないかなあ。


ちなみに私はこの名前を書く欄、手書きではなくお名前シールを貼りました。印字されてる感の演出のためと、将来、売ることになった時(笑)、シールだと剥せるからです。

この本は超ロングセラーなので、きれいな状態だと古本屋の他にもネットフリマなどで買ってもらえるかもしれません。でも名前が書かれていたら買ってもらえる機会が減ります…。本の材質的に、シールが剥がれにくくて跡が残ってしまってもアルコールで拭けばきれいに剥せるはず(^o^)


月イチで1冊買うのペースでいくつもりでしたが、『しまぐる』が強すぎて『じゃあびり』の定着が遅かったので、4ヶ月目はなかなか新しい本を買えませんでした。

代わりに、自分でページをめくる動作をするようになったので、「軽くて、持ちやすくて、うつ伏せで持って読んでいて顔の上に落ちてしまっても痛くないもの…」と考えて、大好きな『しましまぐるぐる』の布絵本を購入しました。

(本当は、軽くて小さくて角が丸くて分厚くなくてでも紙質がペラペラなものじゃなくて厚紙になっているもので、音が出る系のものじゃなくてオノマトペで構成されている絵本が良かったのですが、なかなか見つけられませんでした。良さそうなものがあれば教えてください)


でも、娘は布絵本のことを絵本だと認識しておらず、本みたいに扱わないで他のオモチャのようにクシャっと掴んで口に持っていって舐めてます(笑)まあいいか…楽しそうだから…


このブログは、今後もだいたいこんな感じになるかと思います(´×ω×`)

絵本の感想というよりも、その機能とか役割とかに注目して本を選んでいるので、そういうことを書いていくつもりです!


今回の記事は3冊の本について書きましたので長文ですが、1冊1冊の紹介でもたぶん長文になります。長文マン!

乳幼児の保護者の皆さんは、あまり暇がないかと思いますが、授乳中手だけが空いてる時などに適当に読んでくださるといいなぁと思っています*\(^o^)/*